尻焼温泉に行ってきました。
尻焼温泉は群馬県吾妻郡中之条町入山にある温泉で、川に温泉が流れ込んでいて、大自然を満喫できる無料で遊べる温泉です。水着もOKなので、気兼ねなく入ることができます。
常連さんはフル〇ンで入ってますが、それはそれで気持ちよさそうです。
我が家はというと、フル〇ンの勇気は無く、キャンピングカーの中で水着に着替えて、生足出して駐車場から温泉まで向かいました。雪の降るなか凍えながら温泉に向かうのですが、もう寒くて寒くてガタガタ震えています。
そんな中でも子どもたちは元気。雪を投げたりつららをとったり、次女なんてギャグで雪に頭を突っ込んだりしていました。見てるだけで寒い!!ブルル!!
そんなこんなで温泉に到着。コートを脱いでまずはぬるい方を選んで入ります。尻焼温泉は上段と下段の2段に分かれているのですが、下段の方が川感が強く、深さもそこそこあり、子どもたちが泳ぐには最適です。そのかわりぬるいです。
しかし、冷え切った体で入れば温かく、十分遊べます。小4長男は装備なしですが、小1長女と、年中次女はライフジャケットをつけて入りました。その方が安心できますからね。以前ライフジャケット無しで入って、親につかまられて親も溺れかけ、親子で頭まですっぽり温泉に浸かったことを思い出します。
あっちがあったかい、こっちがあったかいと泳ぎながら温泉が流れ込んでいる水量が多い場所を探します。あったかいところを見つけて一所にじっとしていると、たちまち身体が水温に慣れて寒くなってくるので、泳ぎ続けてないといけません。
ママはパパと子どもたちを残して、早々に上段の温泉感の強い方へ行きます。上段の方が温度が高く、川というより、温泉として成立している感じです。
下段から上がって上段に行くのですが、上がった後、上段までのほんの2・3mが寒くて寒くて凍えます。「さぶさぶさぶさぶっっ!!」言いながら上段へ移動します。冷えた水着が身体にまとわりついて、足もかじかむ寸前で上段に到着します。
上段の温泉は温かいので、入ってしまえばもう極楽。「あったけぇ。。。」と肩まで浸かり、もうママは出ることは出来ません。
次女がママと一緒についてきて、上段の温泉へ一緒に入ります。上段から下段が見えるので、次女はパパと兄姉が遊んでいる川感の強い下段へ再び行きたがります。温かい上段からぬるい下段の温泉に入るなんてことは大人は絶対したくないので、ママは次女を見守り一人で行かせます。
下段にいるパパに次女を託し、ママは温泉を満喫。「おーい、そろそろ上段に行こうよう。パパ寒くなってきたよう」なんて声が聞こえてくるのを、ママは高みの見物。「やだぁ!まだ遊ぶのー!!」と元気な子どもたちの声も聞こえてきます。パパ頑張れ。ありがとう。と心の中でしみじみ思います。
子どもたちも泳ぎを満喫したころ、ようやく上段に上がってきます。「さぶさぶさぶさぶっっ!!」やっぱり子どもたちも凍えます。
上段に入り「ふぃーーー。」と一息つくと、大人はもう動きたくありません。子どもたちは上段の温泉に入り温まるとすぐに遊びだします。石に登ろうとしたり、雪を触りに行ったり、つららをとったり・・・。とても忙しく遊んでいます。
上がったり入ったりを繰り返しながら、遊んでいる子どもたちを見ていて、ハッとしました。
タオル忘れた。。。
勇気を出してパパに打ち明けます。タオルを車に忘れてきてしまったんだけど・・・。パパ絶句。しばらく考えて、パパかママどちらかが着替えて車まで取りに行こうということになりました。責任を感じたママが、私が行くよ。と言ったのですが、いや、君に全部任せた僕にも責任があるよ。とパパ。
こりゃじゃんけんか?と思っていたのですが、どちらが凍えに強いか、ということに議論が移り変わり、脂肪の量が多いパパに軍配が上がりました。
と、いうわけでパパが妻と子どもを温泉に置いて、車まで行くことに。パパはおもむろにライフガードを脱ぎ、ライフガードを絞って身体を拭き始まました。よし!いってくらぁ!と言って雪の降る中、脱衣所に向かったパパの背中を私は忘れません。
パパが脱衣所で着替えていると、なんと尻焼温泉常連の、ヨコハマさんに出会ったようでした。あれ?ヨコハマさんですよね?笑といきなりフレンドリーなパパ。「あー!!えーっとどちらから?」とヨコハマさんは必死で記憶を辿ってパパが誰だか思い出そうとしている様子。
そんな様子を上段の温泉から高みの見物再びのママ。
キャンピングカーで家族五人で来たとヨコハマさんに説明しているパパ。「あぁあぁ!!」と思い出したか出してないのか曖昧な、でも元気よく返事をするヨコハマさん。
ひとしきり世間話をして、ようやくパパは車までタオルをとりに行きました。
パパが帰ってくると、よし、着替えて帰ろう!という段になり、まずはママから着替えに入ります。脱衣所にはまだヨコハマさんが。脱衣所にもお風呂があり、そこにずっと浸かっているヨコハマさん。
パパが気を使ってママの後ろに立ってくれましたが、ママはもう着替えが手につかないほどのぼせていて、顔色真っ青。気持ち悪くて立っていられませんでした。
上半身だけ着替えて、なんとかパンツまで履いて、パンツ姿でうずくまってしまいました。ヨコハマさんにもご心配をおかけする始末。
しばらく休むと具合もよくなりましたが、子どもたちの着替えも全部パパがやってくれていました。
最後にヨコハマさんに挨拶をして帰ろうとすると、「家族写真とってあげましょうか?」とヨコハマさんの優しさが溢れます。もちろんフル〇ンなヨコハマさん。ママ的には気まずかったのですが、お願いすることにしました。
それがこの写真。
子どもたちは温泉を満喫し、脱衣所の裏のつららを取りまくって、とても楽しかった様子。良いところなので、興味があったら行ってみてください。かなりの確率で常連ヨコハマさんに会えると思います。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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