金曜日、午後から有給をとってのんびりしようと考えていた矢先。保育園から電話がかかってきました。
次女が、嘔吐、37.2℃顔色が悪くぐったりしているというのです。
私の午後ののんびりプランは突如として娘のケアに変更になりました。
保育園に迎えに行くと、神妙な面持ちの先生たち。このコロナの時期。発熱には敏感なのです。
「病院には、行かれますか?」と先生。正直、病院に行く気はありませんでした。ゆっくりしてりゃあ治るだろうと思っていたのです。
しかし、行きませんとは言いづらい雰囲気。
わかりましたと承諾し、次女を連れ帰りました。
我が家は坂の下に位置していて、保育園は坂の上。病院も坂の上です。
本当なら保育園からの帰りにそのまま病院にいきたかったのですが、保険証と診察券がありません。
一度家に帰って、また病院に戻らなければなりませんでした。
次女はみるみるうちにぐったりしてきて、「寝たい。」と言います。5歳の子がじっとして動かないなんてよっぽど具合が悪いに違いありません。
移動手段は自転車しかなく、娘を乗せてエンヤコラ病院へ向かいます。
病院へ着くと、娘の熱は38.6℃になっていました。
ママが、咳き込んでいたことで、待合室は隔離されたところで待たされました。ママは、年末から風邪をこじらせ、咳込んでいたのです。
次女の診察の時が来て、先生が聴診器でお腹や胸の音を聞きます。「お腹の音が弱いね。」と先生。
熱もあることから、ロタウイルス、アデノウイルス、コロナの抗原検査を受けることになりました。
鼻から2本綿棒を入れられ、お尻からも綿棒を入れられ検査キットとはいえ、屈辱と痛みに泣き出す次女。可哀想でした。
けれど、検査しなければ病気の原因がハッキリしないのでしかたがないですね。
ちなみにこの時、PCR検査も視野に入りました。PCR検査は結果が出るまでに2日かかると医師から言われました。また、検査結果がでるまでは、家族全員外出禁止になりますと。リスクがかなり大きいです。
ママもパパも、土曜日は仕事だったので、PCRは断って、抗原検査にしました。抗原検査は30分で結果がでます。
検査の結果はコロナ陰性、アデノ陰性、ロタ陽性でした。
次女はロタウイルスに侵されていたのです。
看護師さんが、吐き気どめの座薬を入れに来てくれました。次女はぐったりされるがままだったのですが、看護師さんが「ちょっと出てこないように奥に入れますね。」と力を込めた瞬間、「痛い痛い痛い!!」と次女。またも屈辱と痛みで涙を流しています。可哀想です。
診察も終わり、吐き気どめの座薬と、解熱剤のカロナール、それから整腸剤が薬として出されました。
薬屋さんで薬を待っている間に、水下痢。さっき痛みに耐えて入れた座薬は全て出てしまいました。
家に帰ってもぐったりの次女。しかし、寝かせるしか手の施しようがありません。
明日は仕事。休むわけにも行かないということで、84歳のおじいちゃんに連絡をとります。
おじいちゃんは、快く看護を引き受けてくれました。
土曜日、朝はパパが子どもたちを見ています。仕事の時間になると、お留守番が怖くてできないという長男は学童へ。長女と次女はおじいちゃんが来るまで2人でお留守番をしています。
おじいちゃんが来てくれて、学童クラブへ長男を迎えに行きました。
家で3人の子どもたちを見てくれる84歳のおじいちゃん。もう、感謝しかありません。
仕事も終わり、家に帰ってくると、3人の子どもたちはYouTubeを見てのんびり過ごしておりました。
おじいちゃんは、「良い子だねぇ」と、YouTubeに集中しておとなしい子どもたちを褒めてくれました。
おじいちゃんに、お土産の銀だこを渡し、おじいちゃんは、車で40分離れたお家に帰りました。
土曜日の夜、次女の熱は37.6℃。水下痢が続き、「お尻が痛いよう」と泣いていました。
日曜日、家族でゆっくりしようと考えていたのですが、長女が、サイクリングに行きたいと言い出し、夫と共に出かけていきました。
長男と次女とママはお留守番。のんびりYouTubeを見てすごしました。
次女はあいかわらず水下痢が止まらず、お尻の痛みと闘いながら、過ごしていました。
月曜日、両親仕事ということもあり、次女のおしりを鑑みながらも登園。小学生2人も学校へ行きました。
その日の午後、保育園から、パパの職場に連絡が入ります。次女が下痢なので迎えに来てくださいと。菌を広げてる状態では、引き受けられませんと。なんなら、火曜日も休ませて下さいとのことでした。
保育園を早帰りさせて、夫が家で子どもたちをみていたのですが、長女から、「学校でおしっこみたいなうんちでた。」と発言があり、長女も感染確定。
火曜の朝です。長女は確かに水下痢でした。「学校行きたくない。歩くとお腹痛い」と訴えもありました。
次女を休ませるため、ママが有休をとったので、長女を休ませることも可能でした。しかし、ママが「一回行って、具合が悪くなったら帰っておいで。」と、娘を学校へ送り出してしまいました。
10時半ごろ。学校から、電話がかかってきました。長女が吐いたと。ああ、休ませてやれば良かったと、後悔しても遅く、次女を家に残して、チャリで迎えに行きました。
長女はぐったりとして、顔色も明らかに青白くなっていました。
夜です。長女は、飲めば吐くを繰り返し、5〜6回吐いたと思います。ポカリスエットしか飲んでいないので、吐きたくても吐くものが水しかなく、とても苦しそうでした。
水曜日、長女の具合は明らかに悪く、学校を休むしかありませんでした。次女は元気になったので保育園へ。長男も元気なのでもちろん学校へ行かせました。ママもパパも仕事に行かなければならず、またもおじいちゃんを召喚しました。
ママが職場に行くと、同僚が口を揃えて次女のこと「大丈夫?」と聞いてくれました。長女にうつって、今おじいちゃんに看病をお願いしてる旨を話すと、おじいちゃんの歳もあって、それも大丈夫か??とみんなが心配してくれ、体制をとってくれました。ママが早退出来るよう、手配してくれた同僚。感謝しかありません。
ママが帰ってくると、長女はぐったり、眠っていました。熱を測ると38.6℃。
お粥を作っても食べてくれず、おじいちゃんと相談して病院へ連れて行くことにしました。
熱が高いのでコロナの抗原検査を受け、陰性とわかると診察室へ通されました。
妹もロタなのだから、姉もロタだろうとの診断で、整腸剤が薬として出されました。
おじいちゃんにうつるからと、早く帰ってきたママでしたが、おじいちゃんのご厚意で病院へ連れてってもらい、お迎えもしてもらい、保育園へのお迎えまで手伝ってもらい結局夕方まで、おじいちゃんを拘束してしまいました。
長女の具合はまだ悪く、食欲もなくぐったりとしていますが、あとは、整腸剤を飲んで寝ているしかありません。
木曜日はママの職場の体制も取れているので、明日一日、ゆっくりさせようと思います。
恐ろしい感染力のロタウイルスですが、家族でこれ以上感染が広がらないように気をつけていきたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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